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こうかふこうか

高架下の屋根裏は高架下でしょう。
高架下の屋根は高架だもの。
高架の上には、毎日毎日、数え切れないくらいの電車が行き交い、
その1つ1つに数え切れないくらいの人が乗り、
毎日毎日、
ある人は頭を下げたり、手を握ってもらったり、
景色を見るふりをして泣いたり、足を踏まれたり、
親の死に目に急いだり、みんなそれぞれ。
みんなそれぞれ、生きているから、ね。
陽の光を浴びて、光合成をしながら、
喜怒哀楽、無、さえも、飲み込んで、
高架の上を電車が走って行く。
立派なこと。美しいこと。
そんなことは、どうでもいいんだ。
僕は高架下の町が好きだ。
高架下の町にも、色んな人がいる。
色んな具合で言えば、高架の上の
数え切れないくらいの電車の中の
数え切れないくらいの人たちよりも
多いかもしれない。
どっちも、数え切れないくらいの
色んな人たちで、
どっちも、美しくて、輝いている。
世の中は今日も、回っているんだ。
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